ペナンへ。プラナカンスタイル。

フロント

中庭

部屋

夜21:40のフライトでクアラルンプールへ飛び、マレーシアの小さな島ペナンに着いたのは、朝の9時を過ぎた頃だった。
シンガポールに住むゲイの友人カップルが、ペナンに自宅を作ったので友人たちを呼んでハウスウォーミングパーティーをしたいというので、その誘いに誘われて二つ返事で遥々ペナンまでやって来た。
「フライトが取れたら、こちらでの滞在はすべて僕たちが持つからね」
ペナンの空港に降り立つと、彼らが手配してくれたようで、僕たちの名前を書いたボードをマッチョなマレー系の色黒のお兄さんが持っていた。
彼に運転してもらいホテルに入ると、それはいままでの人生で見たことのない、いくつかの文化が合わさって別の文化になった文様とデザインが出迎えた。
15〜16世紀に中国の主に福建省からマレー半島へ渡った中国人男性と、地元女性(イスラム系でない)との間に生まれた子孫を『プラナカン』と呼ぶらしい。
元々は国際貿易港マラッカに居を構えていたが、英国の植民地化に伴いペナンやシンガポールに多くが移住した。
プラナカンは植民地政府と良好な関係を結び、ヨーロッパとの交易を通じて巨万の富を築き、衣食住全般に渡り贅を尽くし繊細で独特な『プラナカンスタイル』を作り上げた。
西洋と東洋の文化の複雑な融合は、他の国では見たことのない不思議な色彩や文様、スタイルに感じられる。
広々とした洋館の敷地内に18室ある部屋はすべてスイートで、館や部屋の随所に『プラナカンスタイル』が取り入れられているホテル『seven terraces』は、異国情緒たっぷりで僕たちを迎えてくれた。
⭐︎seven terraceshttps://www.seventerraces.com
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