父の墓参り。

いつもは父の命日であり誕生日でもある7月10日にお墓参りに行くのだけど、今年は徳島出張であったため、少し遅れて墓参りに行った。
37度にもなる炎天下の中、生前父の好きだった日本酒をお供えして、父の人生に思いを馳せた。父の墓前で思うことは、自分の年齢である49歳の時に、父はいったいどんな風に生きていたかということ。
会社の経営で、人材が思うように長続きしなくて苦しんでいただろうか?
 
母や僕たちと離ればなれになり、寂しい毎日だっただろうか?
まだ浪人生だった僕の将来を、ずっと心配していただろうか?
父が生きていたら、聞いてみたかった。
「お父さん、いくつになったら、きちんとした大人になれるの?」
「もうすぐ50歳になるというのに、未だに大人になりきれずにいるよ」
そんな話をして、お墓をあとにしたのだ。

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