GARCE CATHEDRAL

キース・ヘリングの最後の作品

サンフランシスコのノブヒルにある僕の泊まっていたホテルの前には、ハンティントン公園という美しい公園があって、朝はなぜか太極拳をする中華系の人がいたり、昼間は半身浴をするアメリカ人が集まって来ていたのだけど、その横には大きな大聖堂(アメリカで3番目の大きさ)があって、その名も『GRACE CATHEDRAL』という荘厳な名前がついていた。
ヨーロッパには、大聖堂が様々な町に観光名所のようにあるのだけど、アメリカでこれほど大きな大聖堂は見たことがなかったためガイドブックを見ながら中に入ってみた。
すると、入り口の右側に、『キース・ヘリング』が最後に制作したという作品『The Life of Christ キリストの誕生』があったのだ。そしてその横には、AIDSで亡くなった方々を忍ぶキルトがかかっており、 The Interfaith AIDS Memorial Chapel と書いてある。
6月だからか、グレーズ大聖堂は夜はレインボーにライトアップされていた。
キリスト教の教会であるにも関わらず、AIDSで亡くなった同性愛者のキース・ヘリングの作品を祀り、AIDSで亡くなった多くの人に捧げられたこのメモリアルチャペルを見ていると、サンフランシスコという町がいかにゲイやLGBTに対して世界に先駆けて理解ある行動を示して来たかが想像できる。
★GRACE CATHEDRALhttps://www.gracecathedral.org/aids-interfaith-memorial-chapel/
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