30年後の同窓会

『6才のボクが、大人になるまで。』『ビフォア3部作(ビフォアサンセット・ビフォアミッドナイト・ビフォアサンライズ)』などのリチャード・リンクレイター監督の新作と知り、ずーっと期待していた映画。
ベトナム戦争に従軍した3人の同士が、30年後にひとりの息子が亡くなったことにより、再び出会うという話。
この映画は、ある種の男同士の友情を真っ向から描こうとしている。3人の絆は、ベトナム戦争というもはや現代のアメリカにとっては正義ではない戦争の傷痕によって強く結ばれているのだ。
今作は、監督の脚本ではなく、もともとあった小説の脚色の上に製作された作品。そのせいか、僕が期待したようなリチャード・リンクレイター作品ではなく、作品としても少し甘い作りになってしまったような気がする。
3人の俳優の中でも、ブライアン・クランストンが熱演している。
映画を見ながらずっと思っていたのは、自分の高校時代の悪友たちのこと。今でも何かにつけ飲み会などに誘われるのだけど、今度彼らに会った時は、完全に僕の口からカミングアウトをしないといけないと思うと、会うことさえ躊躇してしまうのだ。
いつかそんな日が来るのだろうな。
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