柳川で、川下り。

僕が知っている中で水に恵まれた町というと、静岡県三島市と、大分県日田市、そんなところだろうか?
でも、今回はじめて訪れることにした福岡県柳川市は、まさに水の郷と呼ぶにふさわしい、水が町中を気持ちよく流れる美しい町だったのだ。
メインの川下りは、柳川市の中で4つの会社が営業していて、そこへ行き車を停めると、すぐに順番が回ってくる。
20名ほどの観光客が乗り込み、船頭さんが後ろに立って出発すると、すぐに頭のぶつかりそうな橋が現れるので、頭を下げるように指示される。
最初は自然の川の中をゆったりと下って行く。道の所々に柳が枝垂れかかっている。
しばらくすると船がやっと通れるかどうかのとても狭い門のようなところが右側に現れ、そこをぶつかりそうになりながら通り抜けてゆく。
通り抜けると、そこからは外堀に入ったようで、この水路を年に一度堰き止めて、掃除をしていることや、有明海の海苔の市場が昔からあることなんかを教えてもらう。
テニスや野球、松岡修造の母校で有名な柳川高校もこの町中にあり、運動部の男子寮の前を通る時には密かに興奮していた。
あたり一体平地の柳川に、お城を築いたのだけど、敵の侵入からお城を守るために水路を張り巡らせたとのこと。
途中甘酒を飲んだりしながら、静かに下ってゆく船の上から見る景色は格別で、町中の静けさとともにとても豊かな時間を過ごすことが出来た。
終点の場所までおよそ3キロあり、1時間をかけて下って来たのだけど、帰る時も無料の送迎バスがあるので、出発点の駐車場まで送ってくれる。
町中に柳が植わっていて、春はそこに桜まで加わって綺麗なことだろう。
福岡というと、太宰府以外にあまり観光地は知られていない気がするけど、この柳川の川下りは、友人たちみんなにすすめたいと思う。
※2月の1週間、水路を堰き止めて掃除をするので、その時期は通れる場所が限られるようなので外した方がいいだろう。
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