家で待っていてくれる人。

家から遠くのスタジオで撮影の準備があり、帰りが予定よりも遅くなりそうになった。
Kには、冷蔵庫の中に塩を振って焼くだけの鶏肉や、切った野菜があるので、あとは冷凍庫の豚肉を解凍してしゃぶしゃぶにして先に食べるようにとLINEを送った。
K「はーい。たまにはKちゃんが用意するよ」
僕「家に着くのは9時を過ぎそうだから、先に食べておいてね」
9時過ぎに家が見えて来ると、家の明かりが灯っているのが見えた。
ドアを開けると、「チューハイ買って来てくれた?」と聞かれ、「あ、駅からはLINE見てなかった。ごめん」と答えた。(その後、下のコンビニまで買いに行った)
テーブルには料理がいくつも並べられていて、Kが疲れて帰って来た後に一生懸命準備してくれたことがわかった。
Kは、僕の教えた通りに料理をこなす。変化球はないけど、素直な性格なのでしゃぶしゃぶもちゃんと80度のお湯で茹でてくれていて柔らかかった。
家で食べるご飯が、一番おいしい。
疲れて帰って来た時に、家で待っていてくれる人がいるということは、それだけでなんて幸福なのだろう。

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