第２の人生を、宮崎で。

昔から20年以上知っているTちゃんが、今年の５月末に仕事を引退して故郷の宮崎に帰ってしまった。
Tちゃんが東京でつきあっていたKOちゃんも実は宮崎の人で、先に宮崎に帰って商売をはじめていたので、しばらく恋人もいなくなって寂しい思いをしていたのかもしれない。
この週末の３連休は、Kも奇跡的に休むことが出来たので、夕方の飛行機で思いついたように僕たちは宮崎に飛んだ。
宮崎に着くと、久しぶりに会うTちゃんがお好み焼き屋さんで迎えてくれた。
Tちゃんは東京の中心部で美容師をしていたのだけど、６０歳になるということもあり、第２の人生を歩きはじめたようだった。
東京に来て36年にもなるのに、やっぱり年を取って来ると東京での生活ではなく自分の生まれ育った故郷に帰りたくなるのかもしれない。
T「東京のマンションがすぐに売れて、こっちで広いマンションを買ったんだ。花火大会もよく見えるし、今度はふたりで泊まりに来てね」
T「明日は車を買いに行くから、今度は車で案内するからね」
結局宮崎市に二軒しかないというゲイバーをハシゴして、2時半過ぎまで楽しくお酒を飲んでしまった。
いつも穏やかなTちゃんは、恋人と一緒でとても幸せそうに見えた。
故郷のある人って、うらやましいなあ…。
さて、僕たちは、第２の人生をいったいこれからどこで暮らそうか？
気さくで話し好きなお好み焼き屋さん。
⭐︎粉やhttp://konaya.link