ボッチャ。

機会があって、『ボッチャ』をやった。
『ボッチャ』とは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツであり、パラリンピックの正式種目。
表は皮で出来ていて、中にプラスチックの玉が詰まったお手玉のような玉を持ち、赤と青二手に分かれて、玉を投げたり転がしたりしながら、お互いが白い玉にどれだけ近づけることが出来るかを競う競技。
障がいの重さによってクラス分けはあるようだけど、基本的には老若男女に関わらず参加できるという競技。
白い玉に一番近づけた方が勝ちというルールなのだけど、その過程では、相手の玉にぶつけて遠くへやったり、白い玉自体にぶつけて自分の玉の方に近づけたり、頭脳と戦略が必要になる競技だ。
それでいて、お手玉のような玉を投げることは、子どもでも老人でも出来るので、筋力や体力だけで勝敗が決まらない面白さがある。
今までぼくは、パラリンピックというと、なんか、自分が試されているような気がして、あめり積極的な見ようとも知ろうともしなかった。
それが最近は、仕事でも関わることが増えて来て、今までは触らぬようにしていた障がい者やパラリンピックのことを知る機会が増えて来たのだ。
自分が知ろうとしなかった世界や、新しいことを知ることは、とても楽しいことなのだと、今までの勝手な固定観念が崩れていく気持ち良さを味わっている。

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