一足早い春。

鳩の帽子と合わせたかなようなピンク

ベッドサイド

食卓の上

家に持ち帰ってから、水につけて段ボール箱の中に入れて蓋をして、およそ1ヶ月ベランダで寒さに当てたヒヤシンス。
1月半ばに暖かい家の中に入れたら、部屋の暖かさで春が来たと思いはじめたのか、蕾がいよいよ開きはじめた。
様々な色の球根を、家のあちこちに適当に置きながら、光の状況や部屋の温度によって球根の成長の違いがあるのを毎日眺めながら過ごしてきた。
リビングは、一日中日当たりが良く昼間も暖かで、夜も長い時間暖房が入るので、やはり一番早く蕾が顔を覗かせた。
寝室のベッドサイドに置いた2つのヒヤシンスは、夜の間暖房がないためか、とてもゆっくりとしたペースで葉っぱを伸ばしている段階。
フィンランドの作家の平和を祈念して作られた鳩のオブジェのそばに、何気なく置いておいたヒヤシンスは、まるで示し合わせたかのように、その鳩の被っている帽子と同じようなピンク色の花を咲かせはじめた。
小さなヒヤシンスの球根たちが、一足早い春の到来を、家のあちらこちらで笑いながら知らせてくれている。

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