Kの小学校。

何気なくKと小学校時代の話をしていた。
僕は、小学校時代はずっと学級委員や生徒会をやっていたこと。リレーの選手だったけど、長距離はつまらなくて嫌いだったこと…。
僕「Kの大分の小学校は、1クラスどれくらいいたの?」
K「Kちゃんの同級生は、全部で16人だった」
僕「え? えええ???
同級生が16人しかいなかったの?!
それじゃあ、1クラスだけで16人だったの?」
K「うん」
僕の小学校は、1クラス45人くらいで10クラス以上あったと思う。
16歳違いということと、少子化、また、Kが暮らしていた大分の町は、大分の南の佐伯というところから更に奥にある町で、過疎化の問題もあるのかもしれない。
K「でも、今でも厄年の年なんかは、みんなで集まって神社に厄除けに行ったりするんだよ。去年僕がみんなに連絡してたでしょ?女の子の厄年だったから」
色々話を聞いていると、自殺をした子が一人いたり、一番頭が良かった子は、結局主婦になってしまったり、一人一人の人生の過程を、16人だからなのかとても詳しく知っていたので、その絆の強さに驚いてしまった。
僕は、高校では1クラス50人くらいいて、14クラスもあったけど、今、何をしているのか知っている同級生は、ほとんど数えるほどしかいない。
僕とKでは、住む場所も、東京と大分でまるきり違っていて、年齢も16歳違っていて、違う環境だらけなのだけど、何か違いを見つけるたびに、とても新鮮に思えるのだ。

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