エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界は僕らの手の中に

『ビフォア三部作』や、『6才のボクが、大人になるまで』で知られる大好きな監督リチャード・リンクレイターの新作である『エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界は僕らの手の中に』は、期待を上回る輝くような青春映画だった。
野球で大学に推薦入学することになったジェイクという青年の、始業式がはじまるまでの3日間と15時間を丹念に追った映画。期待と不安で大学にやってくる初々しいジェイクが、やがて野球部のハチャメチャな連中の中に溶け込んでゆく青春模様を輝かしく、そしてバカバカしく描いている。
映画の設定が80年代だったこともあり、僕自身の高校時代の頃の空気感や音楽を思い出しながら観ることができた。
誰もがその中にいる時は、本人たちは気づいていないのだ。その頃の数年間が、人生におけるクライマックスの数年間であったということを。
眩しいほどに輝いている青春映画。
⭐️エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界は僕らの手の中に』http://everybodywantssome.jp/sp/index.html

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