ファインディング ドリー

ずっと観たかった映画『ファインディング ドリー』をやっと見に行った。
子どもが見るアニメだと思う人がいるかもしれないけど、ほとんどのディズニー映画は、大人が見ても十分楽しめるのと、最近の作品には、かなり明確なテーマが隠されている。
ドリーは、ものを覚えるという能力がなく、覚えた先からすぐに忘れてしまう性質。そのため、周りの人たちにバカにされたりしているのだけど、そのドリーが、昔離れ離れになってしまった家族のことをふと思い出し、ドリーの家族を探す大冒険に出るというお話。
ドリーの覚えた先から忘れていってしまう性質を面白おかしく描いているのだけど、そんなドリーを見ながら、
「ドリーって、なんて物忘れの激しいやつなんだ…こんなに何も物を覚えられないのなら、何をやってもダメだろう…」
そんな風に思ってしまっていた。
でも映画を見ているうちに、そんなドリーのことがなんともかわいく思えてきた。物忘れが激しいという面もあるけど、他の人とは違う発想があったり、あまり物事を考えすぎずに思いのままに突き進むような思い切りのよさを持っているのだ。物忘れの激しさもドリーの個性のほんの一部であって、みんなとは違うだけなのだと思えるように見方が変化していった。
映画は、魚たちの世界を描きながら、ドリーはあなたのそばにだっているということ、色とりどりで全く違った個性の魚たちの世界は、そっくりそのまま人間の世界なのだということを教えてくれている。
★ファインディング ドリーhttp://www.disney.co.jp/movie/dory.html

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