旬包丁処 あじさい

伊豆の踊子号で、下田へ。
東京は、小雨がパラついていたけど、下田に入ると青空がところどころのぞいていた。
下田で、色々な魚料理のお店には行ったことがあったので、実はもう諦めていたのだ。「漁場には、魚はあるけど、いい料理人はいないし、美味しい料理屋さんはない」と。
それが、とうとう下田で、美味しい和食のお店を見つけた!それが、『旬包丁処 味菜』。
旧市街の片隅にあるあじさいは、ハンサムな大将一人で料理を仕切り、少し年の離れた女性がサービスをしている。大将の顔を見た時に、このお店はきっと美味しいだろうと確信した。
お酒をお願いすると、程なく最初の皿が出てきた。お豆腐に、タコが乗ったもの。それを見ただけで、これは大丈夫だと思う。
続く八寸は、素晴らしいものだった。鴨ロース、煮アワビ、じゅんさい、もずく、手長海老…
塩気と甘みと酸味、様々な食材に工夫が凝らしてあって、「ああ、やっといい店に出会えた!」とほっとさせられた。
鯛の身をすり流した冷たい茶碗蒸しに舌鼓を打ち、続いて、サザエ、タコ、真鯵、マグロなど、地魚のお造り。これは本当に圧巻だった。
鯛の醪漬けに、鯛の天ぷら、鯛の煮物、鮑の肝、そして締めの鯛の身を乗せたご飯とシジミ汁。
明日また食べに来てもいいと思ったほど素晴らしいお魚たちで、コースの値段は恐らく6千円くらい。日本酒をたらふく飲んで、二人で16000円で驚いたのだった。
★旬包丁処 味菜
0558-23-2217
静岡県下田市1-18-29
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220503/22003195/

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