スポットライト 世紀のスクープ

ボストン・グローブ紙が2002年1月に報じた、地元ボストンでのカトリック協会の神父による児童への性的虐待事件。70人にも登る神父たちによって性的虐待を受けた児童は、わかっているだけでも1000人以上にも及んでいた。
それらの事実を長きに渡り隠蔽し続けたカトリック教会の大罪を暴くために、グローブ紙のスポットライトチームは巨大権力に立ち向かったという実話に基づいた映画。
アカデミー賞の作品賞、脚本賞をW受賞したということは、名実ともに昨年一番評価された作品と言ってもいいだろう。
マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムスなど華やかなキャストを使いながら、一寸先も読めない見事な展開は、素晴らしい脚本のなせる技。
次第に暴かれていく巧妙で汚い手口と、それを隠そうとするカトリック教会のしたたかさに、目はスクリーンに釘付けになり、息をつく暇もなかった。
見終わった後に、きっと思うだろう。
「こんなことが、本当に起きていたなんて!
それも、神の名を語る人がしていたなんて!」
ボストン・グローブ紙が、巨大権力を敵に回してまでも告発しようとした勇気に拍手を送りたくなるに違いない。
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