引っ越し前日。

日曜日の引っ越しが決まって、月曜日くらいから細々と準備は進めていたのだ。
1. 小さな家における家具のレイアウトを塾考した上で、スペースにABCDEFと番号をふり、引っ越し屋さんがわかりやすいようにダンボールに書き込む。
2. まずは寝室の押入れを攻略したのち、ハンガーにかかっているもの以外の全ての洋服を、何個も持っているすべてのトランクに種類別に入れる。
3. 暖かい日を見計らってベランダの植物や重い鉢に手をつけ、不要な土を捨てたりする肉体労働。
4. 次は、最大の難関でもある本に取り掛かる。
『仕分けの女王』となって持っていく本と買取に持って行ってもらう本を情け容赦なく仕分けるのだ。
5. クライマックスは、気の遠くなるような調理器具とキッチン周りのお皿やグラスを割れないように包みながらまとめていく。
6. 前日の夜には冷蔵庫の電源を切り、『irodori』に冷凍食品を預けるために持っていく。ああ、何という段取りの良さ…というのを頭では思い描いていたはずだった。
それが、当初、1日に1つやれば順調に進むと思っていたのだけど、やり始めると、1つのパートが1日では全く終わらないことがわかり、どんどん次の日を侵食し始め、アッと言う間に前日になってしまったのだ。
しかも、金曜日に久しぶりにXと朝まで二丁目で騒いでいたので、土曜日の朝はほとんどゾンビのような顔で目覚めた…。
朝の9時から様々な音楽をかけ、自分を盛り上げながら黙々と箱詰めをし続けるのだけど、やれどもやれども全く終わらない…
夜の11時半でもまだ食器に手をつけられず、イロドリに冷凍庫の食品を持って行った時には、「もう、引っ越し準備終わらないかも…」と弱音を吐いてみんなを驚かせた。
半狂乱になりながら、だいたい片付いたのが夜中の2時半を回り、頭が朦朧としながら眠りの国へ…。
人生で、一番大変な時は、もしかしたら今かもしれないと、真面目に思っているのです。
死ーぬー

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