ストレートをアライへ。

今回のOUT IN JAPANの撮影風景が、夕方にNHKの首都圏ネットワークで放映された。そんな縁があって、記者さんふたりと数軒飲み屋をはしごした。
彼らはストレート。そして、今年になって世の中が騒ぎ出したLGBTの話題をネタとして取り上げようとしている人たち。
彼らと話していると、LGBTに対する垣根や偏見があまりないことに気づいた。どうしてなんだろう?と聞いてみると、ふたりとも海外で学校にいたことがあって、そこでは普通にゲイがいて、寮では同室だったりしたのだそうだ。
でも、たとえば、セクシュアルマイノリティが幼い時からどんな風に生きづらさを抱えて生きてきたかとか、いじめがあったり、精神的に弱ったり、自傷行為や自殺をする人の割合がとても多いということや、ホモフォビアによるヘイトクライムが未だに世界で蔓延り続けているといった話は、彼らはほとんど知らなくて、驚いてばかりいた。
この国でも、ようやくセクシュアルマイノリティの置かれている環境が変化を迎えはじめていて、ところどころで今まで気づかなかった問題も浮かびはじめている。
そうした中でも、僕たちセクシュアルマイノリティのうちわだけではなく、こうやってストレートの人たちと接触して、僕たちのことを出来るだけ正確に理解してもらうように働きかけることがとてもたいせつな気がするのだ。
身の回りのストレートたちに、セクシュアルマイノリティのことをきちんと話し、理解してもらい、少しずつでも周りにアライが増えてゆくことで、この国もゆっくりと動いてゆくかもしれない。
カテゴリーLGBT

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