琉球ガラス。

沖縄に来たからには、シンプルな琉球ガラスのグラスがあれば欲しいと思い、数軒のお店を回った。
『久高民藝店』は、国際通りにあり、様々な質の高い民藝品を扱っているので必見だろう。沢山の作家の器が置いてあるのだけど、僕が思い描くようなものがなく、もう少し色が付いていたり、デザインにクセがあったりした。
Kを引き連れて、最後の日に『那覇市伝統工芸館』に行き、あれでもない、これでもないと諦めかけた時に、ふとセールのためのワゴンの中のグラスに目が止まった。
「あ、これ、シンプルでいい感じ…」
Kを呼んでグラスを見せると、かわいいと言う。(多分、650円という値段が気に入ったのだろう)
琉球ガラスは、元々アメリカの駐留軍のために作られて来たガラスで、今でも60%以上は米軍の人たちの手元に届くそうだ。
それゆえか、デザインがどこか無骨で、がっしりしているように思う。毎日使う民芸品には、その土地の暮らし方が出ているのだと思う。
夏の終わりに、島らっきょうでも買ってきて、そうめんチャンプルーでも作って、このグラスで、Kと一緒に泡盛のロックでも飲みたいなあと思っている。
★久高民藝店http://calend-okinawa.com/interior/interiorshopnavi/kudakamingei.html
★那覇市伝統工芸館http://www.kogeikan.jp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です