23歳のA。

東京レインボープライドのボランティアスタッフだったAとランチをした。
Aは23歳でシンガポール人、東京大学の学生だ。政治学を勉強している三年生。
これからどんな道に進むのかと聞くと、省庁に入ろうかと思っているようだ。
同性愛は違法であったり、夜は10時半以降お酒は買えないなど、シンガポールの法律が厳しいのでは?などと質問をしても、彼なりの的確な答えが帰ってくる。
A「日常的にはゲイだらけだしレインボーフラッグも外に出している店もあります。お酒はコンビニなどでは買えないけど、レストランやバーでは飲めます。」
僕「経済はうまくいっているみたいだけど、ネットもチェックされていて、明るい北朝鮮などと言われているけど…」
A「シンガポールの法律は、何かが起こる前に作っておくものなので、日常生活ではそれに縛られている感じはありません」
シンガポールの出生率を尋ねてもすぐに答えが返ってくるし、なぜ子どもを持ちたがらないかなども、彼なりの分析で説明してくれる。
僕はこの数年間、どんどん若い人たちと交わるようになってきている。恋人は16歳年下だし、気がつくと、周りは30歳から40歳くらいの友人たちに囲まれているようだ。
自分で意識してそうしているのではなく、なんとなく周りに若い人が増えて来ているのだけど、彼らと一緒にいると、僕自身、ワクワクしてくるし、様々な気づきを得られるような気がする。若い人でも、夢に向かって突き進もうとしている人は、かっこいい。
僕が、もしもう一度23歳になれたら、どんな道に進むだろうか?と考えてみたりもするのも楽しい。
Aは今日これから、6000字の論文に取り掛かるそうだ。
徹夜が続くと日本語を打ち間違えたりするので、早めに取り掛からないといけないんですとつぶやく。
いいなあ。若い人は。

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