留守中の母の家に。

モナルダ

ギボシ

スモークツリー

先週末から母は、プリンセス・クルーズに行っている。
アメリカの豪華客船が、神戸から出発して台湾の花連へ向かい、その後沖縄を転々としながら奄美大島へ向かい、神戸に戻って来るというクルーズ。
留守中に庭の植物や畑が心配だったので、半休を取り母の家に向かった。
家に入ると、そこには置き手紙があって、畑に水はあげなくてもいいと書いてあった。その代わり、時間があれば、出来ている野菜を持って返ってくれとのこと…。
キャベツを抱えて会社に行くのも憚られるので、結局僕がしたことは、庭に水をまいて、金魚に餌をあげたくらい。
昔僕が引っ越す時にこの家に運んだ植物が生い茂り成長している様を見ながら、時間が過ぎてゆく不思議を思った。
母が今の旦那さんと再婚したのは15年前くらいだろうか。エキセントリックな父との結婚がうまくいかなかった母は、もしかしたら一生独身のままかもしれないと思っていたのだけど、今の旦那さんと出逢い、再び人生を取り戻すことが出来たようだ。
僕が学生の頃は、会社を持ち、働いてばかりの毎日だった母が、今では油絵を習い、鎌倉彫を習い、畑の世話をして、ウォーキングや太極拳をして、旅行三昧の毎日を過ごしている。
人生は、先がわからないし、時々マジックのようなことが起こるようだ。

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