自己重要感。

人間には『自己重要感』と言うのがあって、
『その場において、自分が重要だと周りに思われたい』
『他人よりも優れていたい』
『人から敬われたい』
という本能的な強い欲求がある。
先日読んだ本に書かれていたことだけど、上司と部下、クライアントとの関係、友人同士、家族の間、もしかしたら国と国の関係でさえ、もめたり、喧嘩になったりトラブルになったりした時には、この『自己重要感』が関わっているケースが多いような気がする。
人間が根源的に持っていると言われているこの『自己重要感』は、本能のように強い欲求だと言われている。それゆえに一度この『自己重要感』を傷つけてしまった時には、繊細な心臓を紙ヤスリで擦ってしまったように相手は傷つき、怒り、許すことの出来ないほど感情的になってしまうようだ。
人は誰しも、自分が価値のある人間だということを周りに認められたいのだろう。そしてその欲求は、年齢を増すごとに強くなるという。
人間とはなんと、弱く、せつなく、愛おしい生きものだろうか。

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