縫い屋。

4年前くらいにトレーニングをはじめて、実は体重が62キロから72キロまで増えてしまった。
元々、若い頃は運動をしていたので筋量は増えやすいようなのだけど、脚周りが太くなるのに困っていた。何気なく穿いているズボンがきつくなり、撮影中にしゃがんだ時にGパンが音を出して切れた時には、小さな悲鳴をあげた。「きゃあ〜!」
さて、そんなこんなで、さらにまたGパンを破き、アーミーパンツを破き、自分の持っているズボンをことごとく破いてしまう日々の中で、いつも間に合わせのように会社のそばの洋服修理屋さんに持っていっていたのだけど、たとえば、5センチくらいの裂け目を修理するのに、3000円くらいとられていた。
そんなある日、家の近くの洋服屋さんに聞いてみると、原宿に『縫い屋』という安くてうまい洋服修理屋さんがあるというので、溜まった『裂けてしまったズボン』をひっさげて雪の降る日にのぞいてみた。
竹下通りから明治通りを渡ってずっとまっすぐ入ってちょっと右の小さなマンションの中にある縫い屋は、受付で修理してほしい箇所を見せながら、説明をすると、量にもよるけど1週間以内できれいに仕上げてくれる。しかも、銀座の修理屋さんの半分以下の値段なのだ。
場所がらなのか、デニムの修理もとても多いみたいで、どのような仕上げにするか、きちんと相談にものってくれる。1週間が過ぎて取りに行ったのが写真になるのだけど、とても綺麗に直してくれていると思う。
修理をしてまた身につける洋服って、なんて愛おしいものかと思う。長く穿いて身体に馴染んできたズボンは自分の身体の一部のように感じるから、より一層愛着を感じて手放せなくなる。
もし家に、直そうと思っているのにそのまま放ってある洋服があったら、一度縫い屋に持って行って相談してみるといい。意外と安く、綺麗に仕上げてくれると思う。
★縫い屋http://www.nuiya.org

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