違う世界。

昨日ここに上げたグラミー賞のパフォーマンスを、同じようにKにも送っていたのだけど、見るや否や返信が返って来た。
僕「大勢で結婚式あげてるんだよ。すごいよね!」
K「白いおばさん誰?」
僕「マドンナ!!!!!」
K「やっぱり!」
僕「・・・」
今の子はマドンナさえ知らないのか?と愕然とした。(とぼけているKはガガでさえ知っているかどうか怪しいものだけど)
つきあいはじめの頃、僕が家でワインを飲んでいると書くと、「ワインってほとんど飲んだことないです・・・」という返事が来た。大分で育ったKにとってみれば『酒=焼酎』だし、その前にビールを飲むことがあっても、ワインというのは結婚式とかでしか飲んだことはなかったみたい。
「生ハム」、「ブルーチーズ」、「スペイン料理」、「イタリアン」、「フレンチ」、「エスカルゴ」、「フォアグラ」、「スカンピ」、「懐石」、「割烹料理」、「回らない寿司屋」、「3D」、「IMAX」、「友人が家に来るパーティー」、「ゲイの友人たち」・・・なにもかもがKにとってはじめての体験だったのだと思う。
同じように僕にもそんな体験があるのだと思う。(『ラーメン』とか、『焼き肉』とかB級グルメ的な出会いばかりのような気もするのだけど・・・)笑
僕が他にKから学んだことは、『質素なくらしぶり』のようなものかもしれない。
お昼ご飯は、ご飯だけ自分で炊いたものを箱に詰めて、後は仕事場で総菜を買って食べるような生き方は、改めて僕の暮らし方を一から見直すことにもなった。
スーパーでレジ袋をもらうと5円払わなければならず、それがもったいないのでエコバッグが欲しいと言って東京で探したことがある。エコバッグって、探すと意外となくて、あっても2000円とかするとKには高すぎるようで、無印にさえなかった時には諦めて帰って行った・・・。
先日、スーパーの紀ノ国屋に寄った時にエコバッグを見つけた(2000円したのだけど)。地味なグレーのものをお土産に買って行ったら、満面の笑みを浮かべていた・・・
その笑顔は、「これでレジ袋のために5円を払わずにすむ!」という幸福感に満ちていた。
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