28年ぶりのクラス会。

『高校二年生の時のクラス会をやります』と、会社の電話にかかってきて、行きますとこたえたのだけど、前回は行けず今回やっとクラス会に行くことが出来た…。
僕はどうやら、28年間連絡がつかず、死亡したということになっていたらしい…笑
クラス会に行った感想を一言で言うと、本当に浦島太郎になってしまったような気分だった。悪い夢を見ているような…。
久しぶりに会う同級生は、名前は全然思い出せず、顔を見ても、凄いおじさんになったなあ…と驚くばかり。まるで高校の同級生ではなくて先生かと…笑
女の子に関しては、まるで恐竜に見えた…。
深く刻まれた顔の皺や、塗りたくったお化粧は、生きてきた壮絶な人生を想像させるけど、場末のクラブのママか、お化けのようだ…
それでも、あいつはどうしてるとか、今はアメリカに住んでいるとか、みんなの話を聞いているうちに、少しずつ昔のことが思い出されて来た。
時間だけは、みんなに平等に与えられていて、この28年間という中で、それぞれの人生を生きてきたわけだ。
子ども3人を抱えたまま、奥さんが出て行ってしまった者もあれば、仕事を8回も変わった者もいた。カラオケショップのチェーンを持つまで成功している者もいれば、海外を転々としている者もいる。
成功していようが、大変な毎日を送っていようが、同じ高校で同じクラスで過ごした友達は、老けた顔のずっと奥に、昔と変わらない面影が残っていた。
なんだかうまく言葉にならなかったのだけど、一人一人の級友と、しっかりと抱き合っていたいような、そんな温かな夜だった。

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