マジック・マイク

友人たちの間ではあまり評判のよくなかった映画、『マジック・マイク』は、観るタイミングを逃していたのだけど、実際に観に行ったらとてもよく出来たアメリカ映画だった。
今をときめくチャニング・テイタムは、若い頃ストリッパーの経験があるらしく、その経験を元に制作された映画だという。
助演の俳優二人も素晴らしいし、チャニング・テイタムが今や世界のスーパースターになってゆく素養があるのが、ダンスシーンを観ればハッキリとわかる。
この映画に、ドリーム・ガールズや、シカゴのようなダンスやミュージカルを期待してはいけない。この映画は、あくまでも、観ている間だけ完全に楽しめるただのアメリカ映画だ。
スティーヴン・ソダーバーグにしては、軽やかな作りなので、デートや友人と観に行っても十分に楽しめると思う。
売春婦が世界ではじめての職業と言われるように、我々人間のセックスに対する欲望は不条理でありながら、抗い難いほど強烈なものだ。それをうまく利用して、目を惹きつけずにはいられない巧妙な演出は、さすが、スティーヴン・ソダーバーグ。
★マジック・マイクhttp://magic-mike.jp/

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