リンカーン

スピルバーグだし、超大作だし、アメリカの歴史もよく理解出来ていないので躊躇したけど、主演男優賞を取り、作品賞にもノミネートされたので、今週末に行かなかったら、きっと一生観そうもないと思い観に行った。
何も知らずに観に行ったら、リンカーンの生涯ではなく、アメリカで、長い南北戦争が終わる頃、真の意味での奴隷制度廃止に持ち込むまでの28日間に焦点を当てて描かれた作品だった。
公平、平等、自由、正義を謳い、黒人奴隷の解放を摑むまでの話なのだけど、リンカーンの仕事を描きながら私生活の苦悩や葛藤にも重きを置いている。
本来ならば、人間誰もが法の下では『平等』であるはずなのだけれども、長い歴史の中で時間をかけて、黒人が『平等』の権利を勝ち取り、その次に女性が『平等』の権利を勝ち取り、今では、同性愛者が『平等』の権利を勝ち取ろうとしている。
150年前のアメリカの人たちは、その後、アメリカの大統領に、黒人が選出されるなど思いもよらないことだろう。
(同じように、同性愛者の結婚も、やがて世界中で認められて、そのうち映画が作られるのかもしれない。本当にこんな時代があったのか???と…)
★リンカーン http://www.foxmovies.jp/lincoln-movie/sp/#/home

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