25歳の旅人。

家のそばで咲いていた斑入りのツルニチニチソウ

先日もここに書いた、台湾の友人Rが、明日台北に帰るので、一緒に新宿二丁目の『いまゐ』で、和食を。ここは新宿近辺で僕が一番よく行く割烹料理屋さん。
彼の両親の話から、友人の話。僕の父の亡くなる時の話や、僕の前の恋人、そして、今の恋人の話など、話は尽きない。
Rはほとんど日本語を話せないけど、英語で内容が込み入っていても、彼とは何故か分かり合える。前から知っているような家族に似た感覚があるからだろう。
今は台湾での兵役を終えて、夏からまたカナダの大学院に戻るまでの間、一ヶ月以上をかけて世界中を旅行している最中。
トランク一つで、ハッキリとした予定も決めずに、所々で友人の家に泊めてもらったりしながら成り行き任せの旅を楽しんでいる。
そんな25歳のRを見ていると、何も持たず、何にも縛られず、お金のことなど気に留めず、自由に生きている姿が、僕には羨ましく思える。
歩きながら彼が急に聞いて来た。10年後あなたは何をしていますか?
僕「そうだな…次の仕事のことを考えていると思う…Rは?」
R「僕は、柴犬か、秋田犬がいたらいいな…」
R「アパートで暮らしていて、犬と一緒で、恋人はいてもいなくてもいいかな…」
僕「どこに住んでるの?」
R「多分、カナダか、アメリカか、アジアは、年をとったら暮らしてもいいかな…Tも遊びに来てくださいね」
外交官になるという夢に胸を膨らませている彼の見つめている未来は、眩いばかりに光が差し込んでいる。
★いまゐhttp://s.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13130365/
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