大寒の日に。

今日は、一年の内でも最も寒い頃と言われる「大寒」。先週の大雪の後、東京はずっと寒い日が続いている。今日は、家で牛のテールスープを作って温まった。
昨夜は、久しぶりに友人Bと、「勢揃い坂 ぎん清 http://sobaginsei.com/」で食事をした。Bとは、知り合ってから随分長いのだけど、食事をたまにするようになったのは最近のこと。同じ世代ならではの親の老いや、一人での食事のことなど、話は尽きない。
長い間独りでいるBは、もしかしたらもう、独りで生きてゆく覚悟を決めていてパートナーなど求めていないのかもしれないと思っていたけど、やはり、恋人を探しているようだった。
「どうしたら、いい人が見つかるのだろうか?赤いアプリをまた始めてみようか?」と言うBに、「インターネットでの出会いは、やはりほとんどの人がセックスが目的だから、長く付き合うなどという関係は難しい気がする」と僕は答えた。
この星の上で、誰もが誰かを探している。東京で赤いアプリなんかを見ると、それこそ、星の数ほどゲイはいる気がする。一発やってそのうち飽きたら、また違う人を探すことは簡単だと思える。だって、そこら中やりたいゲイばかりなのだから…
昔と違って、インターネットのおかげでゲイも顕在化するようになって、沢山の人と知り合い、デートをすることも可能になった。僕も一時期、一日に何人もの人と会っていたこともある。でも、ある程度の人と会って、急に、もういいや。と思った。そして、もうやめよう…と思っていた時に、Kと知り合った。
Kと僕の関係だって、この先どうなるのか分からない。どちらかが、そこら中で手招きしている誘惑に、負けてしまうことも起こるかもしれないからだ。
でも、これだけ誘惑の多い世界で、僕たちはなぜ、あえて、特定の人とふたりで生きることを選んだのだろうか?
それは、この不確かな世界にあって、目には見えないかもしれないけれど、お互いに、愛し、愛されているという、確かな実感を感じることが出来るからかもしれない。
毎朝、起きると、Kから、「おはよう」とメッセが入っている。夕方仕事が終わって家に帰ると、Kは「ただいま〜」とメッセをくれる。晩ご飯の話や、会社であったことなど、さもない会話が、僕たちの毎日を繋いでいる。
明日も、離れて暮らすふたりの手が、どうか繋がっていますように・・・。
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