引越し荷物がやってきた。

1月24日(水)に搬出した我が家の荷物は、25日にはコンテナに詰め込まれて、船は26日に有明埠頭を出発した。

宮古島の平良港に着いたのは恐らく昨日で、荷物を搬出してからちょうど1週間たった2月2日(水)に宮古島の我が家へやってきた。

朝の9時に引越し業者さんたちが現れて、現場の経路の確認をして、そこへ大きなトラックがコンテナを載せたまま家の前にやってきて、何度かハンドルを切り返しながら門の中に入ってきた。


リビングから見ていた僕たちは、あのコンテナ1つにうちの家財が全部入ったのかと不安になったのだけど、コンテナが開くと8割方上の方までギッシリと荷物が積み込まれていた。

業者さんは7人もいて、1時間もしない内に搬入は終わり、家の中は沢山のダンボールが積み上げられた。

通常の引越しならば、コンテナからまたもう一度トラックに荷物を詰め替える作業があるようだけど、宮古島は狭いので、コンテナごとトラックに積み上げて、そのまま引越し先に来て荷物を下ろすことができる。

やっと我が家の家具が届いて、海は早速ソファに乗って臭いを嗅いでいる。

業者さんが帰ると、今度は重機がやってきた。重機の先には大きなシークワーサーの木がぶら下がっている。

家の北側に浄化槽を新しく設置した際に、元からあった槇の木たちは切ってもらったのだけど、シークワーサーの大きな木が一本あって、それを切って捨ててしまうのはもったいないと思ったのだ。

そこで、業者さんにお願いして、日当たりのいい南側に植えてあげたいと伝えると、一つ返事で引き受けてくれた。

僕たちの力などでは運べない大きな木なので、重機がなかったら地面も掘ることはできない深さだ。


浄化槽の業者さんは、そんな大木を植えることを面倒とも言わず、ニコニコしながら土を掘り大木を植えてくれた。

「宮古島の人は温かい」

それは、今のところ僕が出会った人たちの印象だ。

とてもおっとりしている感じもあるけど、温かく人なつこい人が多い。

このシークワーサーの大木がうまく根付いて、いつか実がなったら、浄化槽の業者さんにも分けてあげたい。

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