もうかれこれ25年前くらいに買ったソファのカバーを張り替えようと、昨年から寸法を測りに来ていた職人さんがやってきた。
ソファカバーの張り替えは、カバー自体を送って採寸してもらい出来上がったものを届けてもらうのが一般的なようだけど、僕がお願いした業者さんは、それではきちんとフィットしたカバーが出来ないと言う。
「ソファは単純なボックス型ではなくて、座面も傾斜がついていたり、左右で微妙にサイズも違っていたり、またクリーニングで縮んでいたりするんです」
業者さんは初めて家に来た時には細かく採寸をして、薄い布をまち針で留めてソファのパターンみたいなものを作っていた。
2回目に家に来た時はそのソファの薄い試着カバーを持ってきていて、それを実際にソファに被せてみて、たるみはどうか、クリーニングした時の縮みはどうするか、細かくチェックして了解を得てから試着カバーを持ち帰った。
その後、1ヶ月くらいで完成品が縫い上がり今日は出来上がりのソファカバーをすっぽりとソファに被せたのだ。
「おおお!新品のソファみたい!」
見違えるようになったソファを見ていると、なんだか使うのが勿体ないような気がして、結局新品は一旦剥がしてから、宮古島の引越しが終わった後に付け替えることにした。
職人技って本当にすごいと思える体験だった。
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