助っ人があらわれた。

家をリフォームするにあたり、11月の頭に宮古島に行った時に2社AとBに見積りをお願いしていた。

でも、途中でAがあまりにも高いことを言うのでそこは諦めたが、もう一社からは一向に見積りが上がってこなかった。

心配になり、その後11月末に宮古島に行った時に更に2社CとDに見積りをお願いした。

はじめは乗り気で数時間おきに電話が来るくらいだったCは、その後東京に帰ってからはなぜか連絡がパッタリと途絶え、メールをしても返信さえ寄越さなくなった。

Dはとてもいい感じの営業だったけど、大手のせいか出てきた見積もりが思ってた以上に高く、迷った挙句やめた。

その頃忘れていたBから見積もりが来て、なかなかかわいい見積もりだったのでBにしようと思っていたのだ。

でも、はじめての打ち合わせから2ヶ月以上経過していて、僕がその間様々な資料を送り工期2期の見積もりをお願いしてきたのに全く作業は進んでおらず、今回会った時にまた最初から説明しなくてはいけない不安を感じた。

悪い人ではないけど、僕たちの家に愛情も何も感じられないのが淋しかった。

そこで、荷川取牧場の主人から聞いていたアメリカ帰りの大工さんMさんを紹介してもらった。

熱海に帰る日の11時に会うことになったMさんは、白髪で65歳くらいだろうか。アメリカに43年くらい住んだ後にヨーロッパにも数年暮らしていたそうだ。

とても穏やかな人で僕の話を静かに聞いてくれる。

「網戸が壊れているから直せますかね?」
「引越し前に直しておきますね。雨戸も直しましょうか」
「この倉庫から浄化槽まで排水は流せますか?」
「距離があるから車庫から流した方がいいと思います」

僕が思いつくままにする質問にもその都度考え、的確に答えてくれる。

「今までのリフォーム業者さんはなんだったのだろう?」

そんなことまで思うような、僕にとっては力強い助っ人が現れたのだった。

◯写真は倉庫の中

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