流れ星。

美しい小川村

日本アルプスに落ちてゆく夕陽

桜が満開

流れ星を見たことはあるだろうか?
東京生まれ東京育ちの僕は、星や宇宙に興味があり夜空を見上げることはあっても、東京の夜空は明るく星もほとんど見えることはなく、50歳の今まで、自分の目で流れ星というものを見たことはなかった。
そのせいか、流れ星とは、映画や本の中のものであって、自分が見るリアルなものだとは、どこか思っていなかったのだ。
『日本の美しい村100選』に選ばれ、その中でも最も美しい村と言われている長野県の小川村には、天体望遠鏡がある丘があって、夜に天体観測が行われている。
その丘の上からは、遠く日本アルプスの3000メートル近い山々を臨むことが出来る。
丘の上で見る夕陽は、ワインを片手に恋人とのんびりと眺めていたいような景色で、できれば誰にも教えずに秘密にしておきたいような場所なのだ。
その丘で、今日は星空を見上げながら、流れ星を2つ見ることが出来た。流れ星は1秒足らずで消えてしまうため、3回願い事を唱えるなんて無理だった。
スピカ、こぐま座、獅子座、北極星、3つの銀河などを望遠鏡を覗き込んで説明を聞いたのだけど、頭上に広がる肉眼で見る星空はまるで人口のプラネタリウムのようでまさに満天の星だった。
50歳になっても、はじめて経験することが人生にはある。
たとえ死ぬ間際になったとしても、人生においてほとんどのことを知らずにいるのだろうと思うと、改めて、生きているうちに体験するすべてに貪欲になろうと思えたのだ。
カテゴリーtrip

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です