冬の庭仕事。

僕の家のベランダには、スタンダード仕立ての月桂樹が2本あって、ベランダの左右に配置されている。
スタンダード仕立てとは、根元からすーっとまっすぐに伸びた幹の上に、枝や葉を刈り込んで球体の形をしている植物のスタイルのこと。フランス式庭園によく見られる。
スタンダード仕立てに向く植物は、基本的には強健で蘇生力が強い柘植や月桂樹などの常緑植物。一年を通して美しい緑色の球体を眺められるもの。
月桂樹は家に一本あると重宝する植物で、葉っぱの香りが良く、スープを作るときには欠かせない植物。僕の家の月桂樹はスープを作る時に葉をむしられるけど、その蘇生力から葉はいつでも沢山生い茂っている。
冬になり葉が落ちたベランダで植物のボリュームが少なくなったので、月桂樹の足元に水仙やバイモユリの球根とガーデンシクラメンを植えてみた。
水仙やバイモは、植えっぱなしにしておくと毎年春先に花を咲かせてくれる。ガーデンシクラメンは、この時期にお店にある普通のシクラメンではなく、寒い時期の屋外で健気に咲き続けてくれるシクラメンだ。
布施明の『シクラメンのかほり』を思って、真っ白なガーデンシクラメンを左側の月桂樹の根元に、右側には、ピンクの濃淡のガーデンシクラメンを植えた。
これから落葉樹のすべての葉が落ち本格的な寒さを迎えるベランダで、陽だまりのように明るさを添え続けてくれるだろう。

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