忙しい日でも、朝ごはんを。

今年に入ってからなんだか仕事がどどっと入って来て、飲みにも行けず珍しく忙しい毎日を過ごしている。
朝7時過ぎには出社してアイデアを考えなくては、昼の時間は打ち合わせや会議で埋まってしまっているから。
そんな毎日でも、Kにはきちんと朝ごはんを食べて欲しくて、6時前に起きて朝ごはんの準備をして出かけた。(Kは、僕を気遣って、適当に食べるからいいよと言うのだけど、僕が何もしないと、自分では面倒くさいのかほとんど何もしないのがわかっているのだ)
多めに作った根菜汁を温め、茹でたほうれん草には自家製昆布ドレッシングを添え、納豆を出し、プチトマトを切り皿に盛り塩を振り、大根の漬物と紅白のなますを出し、生姜焼きを焼けるように醤油と酒とみりんを合わし、豚肉を冷蔵庫から出してフライパンのそばに置き、冷凍のごはんを蒸せるように鍋をセット。
会社で仕事をしていると、置きて朝ごはんを食べるKから朝ごはんの写真が送られて来た。
あまりにも忙しいと、なかなか朝ごはんを作る余裕も作れないけど、なるべく出来る時は用意して出かける。
朝ごはんを作りながら思うことは、母のこと。
前の日に父と喧嘩をしようが、どんなに忙しかろうが、毎日欠かすことなく朝ごはんを作って食べさせてくれたことは、それだけでも本当にありがたいことなのだと今になってわかる。
時々ベッドでKの髪の毛を撫でていると、自分たちがまるで、毛づくろいをしているオランウータンのような気がしてくる今日この頃だ。

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