素顔のモントリオール。その2

cafe neve

neve クロークムッシュ

Schwartzs 牛肉のサンドイッチ

モントリオールをつきっきりで案内してくれた超親切でお節介おばさんのようなJは、敏腕弁護士でカナダ中を飛び回っている。テレビにも出る活躍とは裏腹に仕事自体は相当ストレスの溜まるものだったようだ。
J「ハードな仕事のおかげでお金も十分貯まったから、間も無く弁護士をリタイアしようと思っています」
Jは日本語を勉強していて、日本文化と日本人が大好きな50代のオネエさん(いわゆるライスクイーン)。今年日本で行った大阪、岡山、宮島、徳島がとても心に残る旅になったようだ。
Jの、日本語を勉強したいという思いを尊重して、僕たちもなるべく簡単な日本語で話すようにした。Jにはなるべく日本語で話しをしてもらいながら、難しいところは英語で詳しく説明したのちに僕らが日本語に直して話す感じ。Jは、ローマ字ではなく、漢字や平仮名で日本語を勉強している。
僕「同じ音で違う意味があったり、同じ漢字で違う読み方がいくつもある日本語を勉強するなんて、50歳を過ぎてあまりにも難しすぎない?」と聞くと、
J「簡単だったら面白くありません。難しいから、やり続ける面白さがあるのです…」と、たどたどしい日本語で答えた。
僕「なぜ日本が好きなのですか?」と聞くと…
J「それは簡単な質問だけど答えが難しいです…日本の文化が好きなのと、あまりにも私たちの文化と違うので興味があります」と答えた。ちなみにJに言わせると、日本語の音は、フランス語の音に似ていて心地よいのだそうだ。
J「恋人ともずいぶん前に別れて仕事をリタイアした私は、心に空いた隙間を日本語の勉強をすることで埋めたいと思っています。やがて日本語を覚えたら、日本とカナダのために何か助けになりたい…」
50歳を過ぎたJは自分の人生を省みて、新しい道を踏み出そうとワクワクしていた。
★★★cafe nevehttp://www.cafeneve.com
地元の人で賑わうカフェ。
室内は、お店に対する愛情がインテリアの細部にまで宿っている。
老若男女様々なモントリオール人が朝ごはんを食べに来ていて活気がある。そして、美味しい。
★★★★Schwartz’s http://www.schwartzsdeli.com
モントリオールで最も有名なユダヤ系サンドイッチ屋さん。
牛肉を焼いた後に秘伝のタレに漬け込んだサンドイッチが有名。脂肪の量多め少なめなど選ぶことができる。席は窮屈で店員は慇懃無礼だけど、安くて美味しいので昼は行列ができる。
カテゴリーtrip

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です