海が我が家にやって来てもうすぐ3ヶ月、生まれて5ヶ月になる。
このところ、育犬問題で悩むことは少しずつ薄れて来ていて、「海はやさしい子だからなんとかなる」と思えるように、おおらかな気持ちでいられるように変わってきた。
それは一緒に暮らしているKも同じようで、仕事から帰って来て海と遊んでいる時がとても楽しそうに見える。
僕が、海を迎えて一番うれしかったことは、犬をはじめて飼ったKが、海のことを心からかわいがっている姿を見ることだ。
海は海で、いつも夕方になるとKが帰ってくるんじゃないかと、窓の外を気にしているし、Kが帰ってくる音が聞こえるとうさぎのように飛び跳ねながら大喜びする。
そんなある日、晩御飯を食べ終わったテーブルの下で、Kが海を撫でながらポツリとつぶやいた。
「海、こんなにかわいいのに・・・10年ちょっとしか生きられないなんてかわいそう・・・」
「犬は、特に大型犬は寿命が短いんだよね・・・」
「うん・・・」
「これから一緒にたくさんいろんなところに行って楽しいことしようね」
「うん」
海はもう、僕たちのかけがえのない家族なのだ。
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