ぺんぺん草の劇団が30回公演で解散してから3年経っただろうか。
「もう芝居は二度とやらないわ」と言い放っていたマスターは、コロナ禍で心を入れ替えたのか、もう一度芝居をやることにしたというのだ。
登場人物は4人、オリジナル脚本の「地下室」は、およそ90分間の密室芝居だった。
感想としては、前半がくどく長過ぎて眠くなってしまったのだけど、後半の謎解きからは楽しく見ることが出来た。
新宿二丁目だからこそ生み出せる芝居を、今後も毎年生み出していって欲しい。
見終わった後に、
「ああ、ほんとにくだらなかったわ…」
と思える芝居、そんな芝居が最高といつもマスターのひろしさんは言っているけど、今回の芝居もまさにそういう芝居だったな。