Kのお母さんの干し椎茸。

Kが無事に帰って来た。
ご両親は久しぶりの末っ子の帰郷がうれしかったのか、チキン南蛮、とり天、魚の南蛮漬けなど、連日Kの好きな料理が並んだようだ。
お母さんは僕のことを特に何も尋ねることはしないようだけど、Kに、「ご飯はどうしてるの?」と聞いたらしい。
「ただしくんが作る」
そう答えると、「じゃあ、あなたは後片付けをするのね」
と聞いて、変に納得していたらしい。
はじめにKが大分の仕事を辞めて東京で暮らすとご両親に話した時に、お母さんは、「年上の東京人に騙されて、しまいにはひもじい思いでもするんじゃないかしら…」と心配をされていたらしい。
帰って来たKが持つ紙袋の中には、大きな干し椎茸がでっかい袋ふたつ分も入っていた。
この干し椎茸を全部使うには、毎日毎日干し椎茸の煮物を食べるような相当のお料理を作らなければなるまい…。まるで嫁姑ですね。汗
僕はKに、「お母さんに、干し椎茸のお礼を言っておいて」と伝えた。
そのうちいつか、お母さんにも会う時が来るのだろう…それもきっとそう遠くないに違いない。
カテゴリーgay

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です