子犬を見学に、奈良へ。

生後25日くらいのスタンダードプードル。

スタンダードプードルは日本ではまだ1000頭くらいしか飼育されていないようで、なかなかいいタイミングで子犬を見つけるのは難しそうだ。

子犬を手に入れるには、保護犬などを除くと大きくは2通りある。一つはペットショップで手に入れる。もう一つはブリーダーという人から手に入れる。今回僕たちは、ちゃんとしたブリーダーから手に入れようと思い、全国のブリーダーの中からスタンダードプードルを飼育しているブリーダーをチェックして時々覗いていた。

そんなある日、引っ越し準備をしながら覗いていた夜に、奈良のブリーダーに子どもが生まれたのを発見した。それも掲載当日に。

僕は、ちょっと仕事で疲れていたのと酔っ払っていたせいもあり、「この子犬にしよう!」とKに声をかけ、その中から一番おっとりしていそうな黒い子犬をいただきたいとメッセージを送った。すると間も無くブリーダーからメッセージが入り、ブリーダーとのやりとりが毎日のように始まったのだ。

そして引っ越しも済み、仕事も少し落ち着いてきたので、生後1ヶ月近く経った子犬を見学に行くことにした。

自宅を出たのは10時。京都まで新幹線で行き、奈良のブリーダーの家についたのは15時。奈良までは思った以上に遠くおよそ5時間かかった。

ブリーダーにいろいろな質問をしながら、大型犬を飼う注意点なんかを聞くことができた。実際に成犬を見ると、中に人間が入っているんじゃないか?と思うほど大きくて驚いた。

子犬はとてもかわいく、子犬を抱いているKがとても幸せそうに見えた。

犬を飼うことは、僕の中でももう少し後で良いかなと思うところもあり、実際には迷っている部分もあったのだけど、こうして子犬を実際に見ることで、「ここで思い切って飼ってしまってもいいかも」と思えたのだ。

人生、まずはトライしてみて、不都合があればその都度考えていけばよいではないか。まずは初めて見ること。こうして間も無く我が家には、新しい家族が加わることになった。