家のキッチンからは、奥の家の農家の納屋が見える。
農家の毎日は朝早く、夕方僕たちがご飯を食べる時にもまだ家に帰ることはない。
大雨の日には別の作業をしているのか来るかとはないけど、収穫に合わせて生活しているからか土日もあまり関係がないように見える。
この景色を見ながら毎日料理をしていて、ここはどこかアメリカの田舎町のような気になることがある。
キッチンから見える景色は、日によってあらわ変える空と、遠くに木が見えるくらいでほとんど遠くまで畑しかない。
そんな何にもない景色は、毎日見ていても見飽きることがない。