宮古島では残念ながら、年間150頭くらいの野犬が保護されている。
これが多いのか少ないのかわからないけど、しばらく前まではこの倍の300頭くらいの野犬が保護されていたようだから随分少なくなったのだろう。
これも「save the animals」などのボランティアのみなさんのおかげに違いない。
海と散歩をしていると、一度少し遠くに放し飼いなのかフリーにされている犬が茂みの中で遊んでいるのを見かけた。
僕は、海に飛びかかってくることを恐れて引き返し、別の道を通って家に帰ってきたことがあった。
犬は縄張り意識が強いため、他の犬を見ると戦闘モードに入ることが多い。
海のように去勢をしていないと、確実に敵と見なして襲いかかってくることが多いのだ。
海は喧嘩などしたこともなく、ドッグランでも噛みつかれて鳴き声を上げることしか出来ない犬だ。
そんな海にトラウマになるような経験はさせたくないと思っていて、野犬や放し飼いの犬を極力避けるようにしている。
今日、Kと2人海を散歩していたところ、いつも繋がれている大きな白い犬が、今日はなぜかフリーになっていて海を目がけて突進してきた。
僕は犬の前に立ちはだかり大声をあげて犬の侵入を制した。
Kは海を抱いてその場を離れて、何度か突進してきた犬に向かって、僕が何度も身振り手振りで大声をあげて制止した。
犬は僕を恐れてそのうちに引き返したのだけど、ヒヤッとする出来事だった。
宮古島のような田舎町では、犬を外で飼っているか、放し飼いをしているケースが多いのだけど、避妊も去勢もしていないため子どもが増えて問題になるケースが後を絶たない。
それに、こんな風に襲いかかってくることもあるから本当にタチが悪いし気をつけなくてはならないのだ。
これからは警棒でも買って持ち歩いた方がいいかもしれないと話しているところ。