天然のゲイ。

マイアミから、アメリカに住んで18年になる日本人の友人Kazが一時帰国したのでランチをした。
Kazは19歳でアメリカに留学して、そのまま転々としながらアメリカに住み続けている。今はデビッドという20歳上の恋人と一緒に暮らしながら、看護師をしている。
因みに、デビッドとは、同性婚をしたばかり。と言っても、届出をしただけらしいけど…。
元々、アメリカに留学したのは、アメリカの音大に行くためだったのに、音大を出たら仕事が見つからず、それから看護師の資格を取り、今は看護師をしている。
そんなキャリアの変更は、僕にはちょっと驚きなのだけど、本人は自分の仕事を決めるのがとても難しかったと言う。Kazは生物や科学にもとても興味があるらしく自分を『生物オタク』だと言う。
「宇宙のこととか、植物のこととか、考え出したら止まらないんです。デビッドとも、オタクと言う共通項で結ばれている感じ」
Kaz本人は、正に天然とも言える人かもしれない。ハンサムで、誰にでも屈託のない笑顔で接しながら、どんな話題にも興味を持てる。人の悪口やネガティブなことを言わないし、身体は驚くほどムキムキで洋服の上からでも無駄のない筋肉がわかる。
なんか、絵に書いたような素敵なゲイだしいい人なんだけど、町を歩いていて気になる植物などがあるとその植物のことを話し出して止まらない…
ワタリウムに連れて入ると、様々な雑貨に目が奪われ、子どものように夢中になってあれこれオモチャを試しては、お土産だと言って買い込んで嬉しそうにしていた。
マイアミという土壌がこんな人間を育てるのか、彼が元々こんな天然な性格なのか、これからもKazは、幸せな人生を送るのだろうなぁと、キラキラ輝く笑顔を見て思ったのでした。
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