ともに仕事をする人たち。

20年くらい前から、一緒に仕事をしているカメラマンKさんや、撮影の時に様々な手配をしてくれるMさんと、久しぶりに撮影をした。
シズル師(ビールの泡や水滴などを、美味しそうに作る人)として有名なMさんも、今は57歳。先日、白内障の手術をしたばかりで、まだ、完全に仕事に復帰している感じではないせいか、ずいぶん年をとったと感じた。病気のせいかちょっとやつれて、小さくなっていた。
若い時は、わからなかったけど、今感じることは、
『ともに仕事をする人と過ごす時間は、決していつまでも続くことはないということ。
その時間を、一緒に分かち合って生きているようなものなのだということ』
二人とは、色々な所にロケに行った。飛騨高山、屋久島、金沢、京都、名古屋、金山、静岡…
昔、静岡の温泉地に行った時に、温泉芸者がいたことがあったとか、風呂の中に砂が入っていたとか、屋久島で、亀の爪のような食べ物を食べたとか、子どもの撮影に、僕は自分の甥っ子を呼び寄せ、Mさんは自分の子どもを忍び込ませたとか…
一緒にいるだけで、自然と気持ちはほぐれ、ともに過ごした時間を懐かしく思い出して笑いあった。
これからもMさんと、まだまだたくさん一緒に仕事をしたいけど、それも永遠ではないことはわかっている。一つ一つの仕事で喜びや笑いを、ともに分かち合っていこうと思った。

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