月曜日の本人尋問で、「最後に裁判官に伝えたい言葉はありますか?」という質問があった。
原告それぞれが思い思いの言葉を話したのだけど、僕はいつも暮らしの中で思っていることを話した。
性的指向や性自認に関わらず誰もが結婚できるようになったら、法律的にできることや保障はたくさん享受できるようになるのだと思う。でも、本当に僕が欲しいのは、偏見や差別のない毎日の暮らしだと思うのだ。
●本人尋問最後の言葉。10月11日東京地方裁判所にて。
かつと二人で飛行機に乗っている時に、
急に飛行機が揺れて思わず手を繋ぐことがあるんです。
でも僕たちはその時、ふと周りを気にするんです。
桜が咲いていたり樹々が紅葉する季節に外を歩いていると、
ふとかつと手を繋ぎたくなることがあります。
でも周りを気にして手を繋ぐことはありません。
僕たちはこんな風に、いつもいつも周囲の目、
偏見や差別を気にしながら毎日暮らしています。
性的指向や性自認に関わらず、
誰もが愛する人と結婚できる社会になったら、
この国もきっと変わっていくと思うのです。
僕が願うことは、誰もが自分の愛する人と手を繋ぎたい時に
手を繋ぐことができるそんな世の中になることです。
