僕の住んでいる熱海の周りの山や住宅地を歩いていると、至る所であざみが咲いている。
冬の間は枯れて形もないのに、春になるとそのトゲトゲした葉が顔を覗かせて、あっという間にグングン成長して花を咲かせる。
葉の形も彫刻的で美しいし、花も古典的な美しさだと思うけど、その生命力の強さには驚かされる。
草刈りをして地面から上をちょん切ったとしても、すぐにニョキニョキ葉っぱが生えてくる。
山の中に住んでみて、にんげんが思い通りにしようとする方が間違っているのだと思い知った一年だったな。
東京を離れて熱海の山の中に暮らしてみて、はじめてわかったことが沢山ある。

