外苑前散歩。

CIBONEで買ったフランスの積木

EMILIAでタヤリンの黒トリュフがけ

昨日晩ごはんを食べたE&RカップルとGと一緒に、『EMILIAhttp://www.ciao-emilia.com』でランチをした。EとRは、ラザニアやコンフィを美味しそうに食べていた。
神宮前二丁目近辺に住みたいと考え始めたふたりに、外苑前近辺の良さを知ってもらおうと、僕の好きな店を数件散策しながら歩き回った。
いつもお花を買っている『FUGAhttp://www.fuga-tokyo.com』は、表参道界隈のショップやレストランの花を一気に引き受けているお花屋さん。デイスプレイの美しさにふたりは驚き、写真を何枚も撮っていた。
隣の『ワタリウム』は、僕が学生の頃にアルバイトをしていた現代美術館であり、雑貨や本やカフェを併設している。海外のものだけでなく、日本の美しいものも置いてあり、ふたりは喜んでお土産に買っていた。
その後、ベルコモンズから向かいに移転した『CIBONEhttp://www.cibone.com』に立ち寄り、青山の開放的な雰囲気を味わってもらった。
CIBONEでは、僕が旅行の本を一冊買い、写真の積木を買い求めた。この積木は、有名建築家が参加しているフランスの積木で、子供用でありながら、大人も一緒に楽しめるかわいいデザイン。
家に帰って積木をテーブルに広げ、のんびりと旅行の本を読む静かな土曜日を久しぶりに過ごした。

da Luca

近所を散歩していたら、神宮前三丁目の交差点の角にイタリア語の看板を見つけた。昔から民族ものの店グランピエや、老舗イタリアンのタベルナアッズーラが入っている古いマンションの角。
好奇心に駆られて数段のステップを上がってみると、キリストのような顔のイタリア人らしきおじさんがいたので、店内に入ってみた。
16畳くらいの狭い店内に、イタリアのオリーブオイルやトマトの瓶詰めなどが可愛らしく並んでいる。
日本語が書いてあったので、当然キリストは日本語を喋るのかと思い話しかけたら、英語とイタリア語で返事が返って来た。
グローサリーは奥さんが商品を買い付けているらしい。オリーブオイルはウンブリア州のもので、ほとんどのものはbioなのだそうだ。
狭い店内は、間も無く左側はエスプレッソやカプチーノを出すスペースになり、奥の左側は漫画家の中村さんのオフィス、奥の右側もどなたかのスペース…つまり、何人かが集まって借りたスペースのようだった。
商品のことを僕が英語で訪ねるたびに、キリストはニコニコしながらイタリア語で返して来た。食材や簡単なイタリア語はわかるのだけど、なんだか不思議なコミュニケーションに笑ってしまった。
オリンピックが影響しているのか、神宮前二丁目三丁目界隈は、ふと気づくと新しいお店が次々とオープンしている。
キリスト…じゃなかったルカの小さなお店も、これからこの町に彩りを添えてくれそうです。
★da Luca https://m.facebook.com/profile.php?id=353084834854085&refsrc=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fpages%2FDa-Luca%2F353084834854085

ハンドクリームは、Aesop。

ハンドクリームは、Aesopを使っている。
Aesopのことは、前にもここで取り上げたけどhttp://jingumae.petit.cc/banana/2279128、オーストラリアのメルボルンで1987年に誕生した自然派化粧品ブランド。
会社のデスクの上に置いてあるのだけど、このハンドクリームを塗る時にそばに人がいると決まって、「ああいい匂い…」と言われ「アロマの部屋」と周りから笑われることがある。
様々な薬草やハーブを閉じ込めたような香りは、日本の薬メーカーにはない爽やかで大人っぽい香りだ。
同じオーストラリアの自然派ブランドのJuliqueのハンドクリームも素晴らしいのだけど、僕がこのAesopを使うのは、実際のところこの香りの効果が大きいことに他ならない。
ハンドクリームを塗るたびに、この素晴らしい香りをかいで、乾燥した心にも潤いを与えているのだ。

ミナのとり、リサの鳥。

KLIPPANの毛糸

とぼけたリサのハト

リサの手書きのメッセージ

社長の友人でもあり、今回カタログのアートディレクションをお手伝いさせていただいた会社の『ミナのとりリサの鳥』パーティーに出席させていただいた。
代官山のヒルサイドテラスのゆったりとした時間が流れるギャラリーで、『KLIPPAN』のブランケットは、ミナ・ペルホネンの皆川さんの大胆な鳥のデザインと、リサラーソンによる時代を超えた鳥のデザインが響き合い、素晴らしい展示になっていた。
リサラーソンの作品は、僕は陶器のブルテリアやカモシカを持っているのだけど、彼女の選ぶ動物の独特なフォルムは、温かみがあり愛情に満ちている。今回初めてそのカタチが、そのまま温かいブランケットになっているのだ。
『KLIPPAN』というスウエーデンの会社は、糸を紡いで134年にもなる老舗ブランド。最高級の羊毛を使い丁寧に織られたブランケットは、一度手にとって使った人ならばこれから先の人生で、二度と手放したくないものになると思う。
★ミナのとりリサの鳥http://www.eoct.co.jp/klippan/klippan2014aw/

秋きぬと。

秋きぬと
目にはさやかに見えねども
風の音にぞ 驚かれぬる
台風が凄い勢いでやってきて、東京を掃除してあっという間に去っていった。
風が吹いたら、半袖で歩いていた腕に秋を感じた。
空気を思いきり吸い込んだら、胸の奥の方がちょっと痛かった。
空が高かったり、葉っぱが色づいて落ちたり、早く暗くなったり…ふとした拍子に淋しさを感じる秋が苦手だ。
数年前に、伊勢丹で羊の毛のクッションカバーを買った。これが本物の羊の毛ということで、触り心地がたまらない…
一つ一つ柄が違うのは、その羊の毛の色そのものだということ。(毛を刈られた羊さんは、どうか元気に暮らしていてほしい…)
ちょっと肌寒く、寂しいひとりの時には、毛のクッションを抱っこすると温かい。

バター。

バターは繊細な香りを持つものだ。
バターを買ってきたら、なるべく早めに全体を使いやすい大きさにカットして、他の食品の臭いが移らないように、すぐに使いそうな分だけバターケースに入れると、鮮度を保ちながら無駄なく使うことができる。
余った分は適当な量に分けてラップに包んで、冷凍用のビニールパックに入れて冷凍庫に入れる。
ヨーロッパでは、バターを使う頻度が多いから、バターケースに入れてすぐに使ってしまうので鮮度もいいのだろうけど、和洋中と様々な料理を楽しむ日本では、必需品というよりも調味料の一つではないだろうか。
それでも、美味しいバターは旨味があり、その香りとともに料理を一段グレードアップしてくれるものだ。
僕はもう、20年以上、この木製のバターケースを使っている。
三谷龍ニさんという作家の方の手作りのものだけど、バターの油を適度に染み込ませつつ、いつ手に取っても木の質感が滑らかで温かい。
優れた道具には、使いやすさだけでなく、それ以上の恩恵がある。

Aesop

ハンドソープは、長いことAesopを使っている。
実は、ハンドソープだけではなくて、洗顔ソープも、保湿クリームも、シャンプーも、リンスも、ボディソープも、ハンドクリームも、ボディクリームもイソップだ。イソップマニアと言ってもいいくらい。
オーストラリアのメルボルンで1987年に誕生した自然派化粧品のイソップには、20年くらい前にバーニーズで出会ったのだけど、その当時、東京でもバーニーズしか置いていなくて、オーストラリアに出張するたびに、現地でたくさん買って帰ってきていたものだ。
イソップの商品の何がそんなに僕にとっていいのかというと、『香り』だと思う。
手を洗うたびに香るその清々しい香り。顔を洗う時に香るハーブのような香り。髪を洗う時に香る大人っぽい香り。身体を洗う時に香るゼラニウムやバラの香り。そのどれもが、日本の洗剤にはないナチュラルな香りなのだ。
イソップは高額な石けんだと言われることもあるけど、毎日、身体を洗い、髪を洗い、手を洗い、そのたびに素敵な香りに触れることは、日々、荒れたり、ささくれ立ったり、へこんだりする心への、ちょっとしたご褒美のようなものだ。

おくりもの。

真ん中の盃は、社長のたいせつなもの。

先日仕事が一段落した時に、クライアントに食事をごちそうになったのだけど、その時にサプライズで『寄せ書き』をいただいた。
今まで生きて来て、『寄せ書き』を書いたことは何度もあったけど、自分がいただいたことはなかったので驚いたのと、何よりも社員の方一人一人が、時間を割いてメッセージを書いてくれたのかと思うと、そのお心遣いがあたたかく、家に帰ってからも何度も眺めてしまった。
仕事をしていると、様々な性格の人、様々な年齢の人、様々な職種の人に出会う。
「どうせ仕事でのつきあいなんだから・・・」と思うのもその人の生き方だけど、実際に20年以上働いていると、自分の仕事生活は実は、そんな様々な人と出会い、同じ時間を共有し、また別れてゆくということの積み重ねであったように思う。
あたたかい言葉は、また明日の仕事へ向かってゆく勇気になる。

希望の鳥。

生きてゆくことは、順風満帆な時ばかりではないということを、先日のY&E夫妻から聞かされた。
いつも幸福そうに見える人や家庭であっても、人知れず困難な時を過ごしていて、人生とはまさに、『山あり谷あり』なのだと・・・。
これから僕が生きてゆく人生で、山であれ谷でもあれ、どんな時でも『希望』がありますように。そんな言葉とともにこの希望の鳥『LOA』をいただいた。ピンク色の帽子の色は僕のイメージだそうだ。笑
長く厳しい冬を過ごすアイスランドで、『LOA』という千鳥は、春になると太陽と夏を運んでくる。そのあたたかな存在、さえずりや愛らしい姿が、雪と悲しみを洗い流してくれると言われている。
2008年に経済危機により国中が失意のどん底にあった時に、陶芸家のインガ・ホスクルズドッティルは、人々の心に太陽を取り戻したい。悲しみを洗い流し元気になって欲しいと願い、『ロア』を作ったそうだ。
この、一つ一つ手作りの『LOA』は、アイスランドの変わりやすい天気のために手編みのニット帽をかぶり、黒い斑点は火山の国を表している。
人間は、姿も形もないものに名前をつける。
『希望』
なんて美しい言葉だろうか。

S & P

先日、女の子の友人Kaoに久しぶりに会ったら、遅ればせながらと誕生日プレゼントをもらった。
リボンを解いて中を開けるとソルト&ペッパーが入っていた。
見れば見るほどゲイテイストに溢れるこのソルト&ペッパー。大きく書いたSとPという文字は、彼らの名前を表していた。
『Salvador dali & Picasso ダリとピカソ!』
なんて、かわいいアーティストふたり!
そういえば先月、弟のようなKtaroからも、誕生日プレゼントと言ってゾーリンゲンの黒く機能性に優れたソルト&ペッパーをいただいたところだった。
僕へのプレゼントって、我ながら相当難しいと思うけど(ごめんなさい)、ふたりともきっと、色々考えてソルト&ペッパーにしたのだろう…
食卓と、キッチン台で別々に使うことが出来そう。本当にうれしい誕生日プレゼントだった。ありがとう!