メニュー写真

メニューの写真を撮ろうと思いつつ、バタバタでできずにいた。

今日、自分たちがご飯を食べるついでに写真を撮ってみることにした。

例えば、ケイジャンチキンと書いてあっても、それがどんな食べ物なのか言葉で聞いてもよくわからないではないか。パクチーキーマカレーだって、肉団子のペンネだって、どんなものなのか写真は一目瞭然に語ってくれる。

肉団子のペンネをちょうど1人分の分量、サラダやピクルスも一人分の分量で。

今日は外で写真を撮ってそのまま海と空を庭に放って食事をした。

この家に来て考えてみたらはじめての庭での食事。こんなに気持ちいいものなのかと感動したのだ。

それに、我ながら肉団子のペンネがあまりにもおいしかった。

リピーター

今日はうれしいことに、ランチのリピーターのお客さんが来てくださった。

本当にびっくりしたのだけど、いつも散歩でお会いするおばさんで、味は気に入っていただけたかなあ?どうかなあ?と思っていたところだった。

前回はケイジャンチキンをお持ち帰りだったので味はどうだったか聞いてみたところ、「おいしかったわ」と言ってまたケイジャンチキンとパクチーカレーをお持ち帰りになった。

こうやって直接美味しいというお言葉をいただくと心からうれしいものだ。

お客さんの顔が見える仕事っていいなあと思えた日だった。

提訴から5年経ちました。

「結婚の自由をすべての人に」訴訟の提訴から5年経ちました。

この裁判の原告になるにあたって、「裁判所に違憲であると迫る裁判だから、今まで数々憲法に関する裁判は行われているけどほとんど勝ち目のない裁判です」と言われていた。

それに、「5年以上もしかしたら最高裁判決が出るまで10年くらいかかるかもしれない」とも言われていた。

当時50歳になる頃の僕は、「60歳になったら人前に出られないんじゃないかな・・・」と思ったのを覚えている。

それでもこの裁判の原告になって良かったと思うのは、この5年で世の中が確実に大きく変わって来たと思えるから。

国は相変わらず酷い差別発言を繰り返しているけど、時代は確実に変わって来ている。

僕が生きているうちに結婚の平等が実現してほしいと思うけど、たとえそうでなく時間がかかったとしても、僕たちが立ち上がり声を上げたことは必ず次の世代につながっていくと信じている。

近所の農家のおじさん

近所の農家のNさんは、この辺り一体ではとても有名な人だ。

今までは市役所に勤めていたらしいのだけど、今現在は退職されて農業をやっている。

僕の店でもここの農家の野菜を取り入れているのだけど、このNさんのトラックを見かけない日がないというくらい働き者なのだ。

朝早くから夕方まで何度も何度もNさんの軽トラが通りかかるのを目にする。

Nさんのトラックは横を通り過ぎる時に絶対にうちの店を首だけ動かして見ていく。まるで「俺がいつも見守ってるからな・・・」とでもいうように。

Nさんはオープンにも買いに来てくれて、その次の日にも2つのお弁当を買いに来てくれた。

そして今日は大きいパパイヤを2つ持って来てくれた。

「カレーで炒めてもいいし、ピクルスでもいいよ」

僕たちの小さなお店は、地元の人たちのやさしさに支えられているのだ。

ぼうず・・・?

11時にCUCINA AZZURRAをオープンしたものの、30分たっても誰もお店にくる気配がない。

そもそも僕たちはこのお店のプレオープンをほとんど告知していないので、通りかかった人が買ってくれる以外にはお客さんはほとんど見込めないのだ。

1時間を過ぎたあたりで「今日はぼうずかもね・・・今までは友達が気をつけて遣って来てくれたけど、これが現実だよ」

「そうだね・・・この島に友達いないしね・・・SNSもほとんど公開してないしね・・・こんなお店があるなんて通りがかりの変わった人しか立ち寄らないと思う」

諦めかけたその時、駐車場に1台の車が停まった。

「お店の中で食べられるんですか?」「いえ、うちはお持ち帰り専門なんです」

「それじゃあ・・・このチキンください」

Kと2人お客さんに歓喜しながらケイジャンチキンをお渡しした。

「近くで働いているのでまたお電話しますね」

「ありがとうございます!」

どうやらぼうずは免れたようだ。

イムギャーマリンガーデンへ

4日間ランチ営業をしたら本当に疲れてしまって、今日はゆっくりと海と空を連れて散歩をしようということになった。

僕たちの家のそばにイムギャーマリンガーデンという美しい海岸があって、久しぶりに海といくことにした。海はここでいつも夏になると泳ぐのだ。

今回はアラマンダコーラルビレッジの方から車を止めてイムギャーに入って行くことに。これは最近知った特別のルートで、イムギャーの駐車場が狭いのでこちらから行けるのを知ったのだ。

高低差のある岬に向かって海と空を連れて歩いて行く。宮古島は平坦な島なのでこうやって段差があるのは2人にとってもとてもいい訓練になる。

時々真っ青な海と綺麗な珊瑚礁が見える。この辺りも珊瑚が豊富なので魚もたくさんの種類が見れるに違いない。

ほんの小一時間の散歩だったけど、家族みんなでとても楽しい時間だった。

Eさん

近くの牧場の主人であるEさんがお弁当を買いに来てくれた。Eさんは74歳の素敵な女性。

いきなり電話で、「ペンネ2つとカレー1つ、お弁当1つ12時半頃お願い」

わざわざ4つも買いに来てくださり本当にありがたいと思っていたところ、しばらくしてLINEが入った。

「レストランで食べるみたいな味がした。とてもおいしかった。ペンネのソースもちょうどよくってもう1皿食べたいくらい」

友人たちがこうして買いに来てくれることに2人で心から感謝した日だった。

近所の人々のやさしさ

オープンして2日目そして3日目と、裏の農家さんご夫婦がお弁当を買いに来てくださった。

きっと彼らはみていてハラハラしているのだと思う。車で家の前を通りながらいつも心配そうに僕たちのことを見ているのだ。

「宮古の人はとにかく量だから。値段はできるだけ下げて量を多くして・・・」

「こないだ食べたサラダにかかってたドレッシングが酸っぱくて、それが豚丼に来てしまった勿体無かったから隣に行かないようにしたほうがいいよ」

「小さくていいからこれにお味噌汁をつけたらお得感があってもっと出ると思うよ」

本当にありがたく、なんてやさしい人たちなんだろう・・・と感謝したのだった。

2品に絞ってやってみた。

(やっとブログが追いついてきた・・・)

オープンの日は4品すべてに対応して準備したため、結局色々とミスが起きてしまった。

オーダーがあってから器によそってお出しするまでにやたら時間がかかったり、よそう順番が決まっていなかったので僕とKで作業をしながらぶつかってしまいそうになったり・・・

でもこんなこともはじめてみなければわからないこと。いくら頭の中でシミュレーションしていたとしても現場でうまく動けないものだ。全ては実際にやってみないとわからない。

今日は2品に絞ったお陰でゆっくりと準備をすることができた。

明日はもう1品増やしていこうかな。

2人にとってはじめての仕事なのだから、失敗があってもしょうがない。そこから学んでまた次は失敗しないようにすればいいではないか。

それまでプレオープンとしているのでこの数週間できちんとオープンできるように調整していけたらと思う。

CUCINA AZZURRA プレオープン!

AZZURRA の立ち上げ当初から、いつかテイクアウトのお店をやろうと計画していたのだけど、オープンからほぼ一年後にようやく夢が現実になった。

テイクアウトのお店どころか飲食業などもちろん今までやったことなどなく、二人にとってはわからないことだらけ。店内の作りから容器のこと、看板やのぼり、何もかもわからない・・・。

一番難しいのはメニューで、色々試作を繰り返しながらメイン料理を4品決めた。

◎肉だんごとペンネ

◎パクチー・キーマカレー

◎ケイジャン・チキンライス

◎本日の弁当(スタミナ丼)

今日はお店のプレオープンの日で朝からてんてこ舞い。十分に周囲に告知していないのでほとんどお客さんは来ないからゆっくり準備しながらやろうと思っていたのだ。

その予想に反して、朝からガス屋さんがわざわざ買いに来てくださったり、近所のおじさんが心配で様子を見に来てくれたり、友人カップルが買いに来てくれたり、通りがかりのバイクのおじさんが買って行ってくださったり、初日にしてはドタバタ状態。

友人カップルにお出ししたケイジャンチキンを端っこを味見したところ、スパイスがいつもより強く辛く感じられ、ここで一気に撃沈してしまった。

ケイジャンチキンライス

カイエンヌペッパーを新しくしたら、予想以上に辛味が強く出てしまったみたい。

ひどく落ち込んでいたところ、ふとピクルスの容器を見るとピクルスに入れていたはずの島唐辛子の1つがなくなっているのに気づいた。

「誰かに島唐辛子入れちゃったよ!あれ食べたら辛くて飛び上がっちゃう!」

必死に探すも見つからずKとふたりでしょんぼりとしていた。

恐る恐るガス屋さんと友人カップルに連絡を入れて、「唐辛子が入ってませんでしたか?」と聞いたところ、しばらくして「ありませんでした」と返事がありほっと胸を撫で下ろす。

「バイクのおじさんが唐辛子を食べて、今頃火を噴いてるかもね…」

そんな話をしながら片付けをして、二人ともあまりに疲れたのとメニューを四つもやるために神経的にギリギリになってしまったことを悔やんだ。

「明日からは2品でやろう」

そう決めて、今日はゆっくり休むことにしたのだ。

それにしても、初日からバタバタで大変だったけど、なんとか無事に飲食店も立ち上げることが出来たようだ。