犬を育てる難しさ。その2

海が我が家にやって来て、2ヶ月が過ぎた。それは海が生まれて、4ヶ月が過ぎたということ。

まだ2ヶ月しか一緒にいないのに、もう随分長く一緒に暮らしている気がしている。

トイレは初めからほぼ間違えなくトイレシートの上にしてくれるのが何よりの取り柄で、面倒臭いことは、かまってちゃんで甘えん坊なところ。そして興奮状態になると言うことが聞こえなくなってしまうところ。

甘えん坊だから、トイレまで付いてくるし、ソファなどで横に座ると、べったりと頭を膝の上に乗せてくる。愛情が強い分、寂しがり屋で一人になることに慣れることができず、数時間一人にするとケージの中のトイレシートを食い散らかす。その間、トイレはしないように我慢するようになった。(自分で引きちぎったから我慢しているのかもしれない)

スワレ・フセ・おいで・マテは、できるようになっているけど、こういうしつけは特に注意してやっていなくて、どちらかというと、人に会った時に吠えないか、噛まないか、人懐っこく誰とでも接することができるか、他の犬に吠えないか、噛まないか、そんなことが重要に思っている。

僕も、どうしても海に言うことを聞いて欲しくて、時々ムキになって怒ったりしていたのだけど、後になって思うことは、海は自分とは全く違う生命なのだ。自分の思うように行動させること自体、無理があるということに行き着いた。

そこで、褒めるようなことを増やしていくと、海にはそちらの方が合っていたようで、自然と学んでいっているように思う。

今は自由にのびのびと育って来ているように思うし、少しずつだけど海との信頼関係も築いていけている気がしている。

「Kは、海を飼って、よかった?」と聞く僕に、「うん。よかった」と答える。「東京では、なかなか大型犬は飼えなかったよね・・・」とも。

「海は、うちに来て、幸せだろうか?」とKと話すことがある。

「一緒に暮らす両親がゲイカップルだから、不満はあるのだろうか?」とも考えることがある。

きっと海は、男同士の両親だろうが男女の両親だろうが関係ないに違いない。

僕たちが海を愛しているかどうか、それだけだ。

“犬を育てる難しさ。その2” への4件の返信

  1. 海ちゃん、あっという間に大きくなりましたねー。
    タダシさんとKくんの下で、いつも大事にされて
    幸せモノ以外、何ものでもないですよー。

    昔の話ですが。
    今はもう解散をしてしまった音楽バンドですが、
    GARNET CROWというバンドに『Mysterious Eyes』という楽曲がありまして、、、。

    「君と僕とは別のいきものだから
    好みが違う 歩く速さも 想いの伝え方も」

    当たり前の事しか言っていない歌詞なんですけど、
    僕が初めて犬を飼ったときに、ネットなんかもなく
    犬の飼い方なんて何もわからなくて。
    いろんな「しつけの本」を読み漁って、
    犬の行動に一喜一憂して、軽い神経衰弱にでもなりそうな
    感じだった頃に、
    今までなんとも思わなかった、この歌の
    この当たり前なの歌詞がふいに耳に入って、
    気が楽になったのを覚えています。

    相手は別のいきものなんだ。想いの伝え方が違うんだって。
    当たり前すぎて、しつけの本には載っていなかったんですね。
    タダシさんは、すでにその事は分かっている様なので、
    さすが人生経験が豊富だなーといつも思って読んでました。笑

    いまでも、犬がひっちゃかめっちゃかな事をしでかして、
    ブチ切れそうになった時は、
    まず頭の中でこの歌を歌ってます。笑

    あっコナン好きのKくんは知ってる曲かもしれませんね。

    1. 健太さん。

      コメントありがとうございます。
      (前回の僕のコメントが酷い誤字で恥ずかしいです。海のことを馬と書いていたり、がをかわと書いていたり…すみません)

      Kに健太さんのコメントを見せたら、すぐに曲を探して聴かせてくれましたが、Kと一緒に何気なく耳に入っていた曲でした。いい歌ですね。

      僕は若い頃に苦い恋愛も沢山して、好きだという気持ちだけで、相手を勝手に自分の思うようになって欲しいともがいたこともありました。海との暮らしでは、そんなことを思い出しながら色々なことを学んでいます。

      今では沢山の本やYouTubeで犬のしつけ動画も見れますが、昔は情報もなく手探りだったのでしょうね。今は情報があり過ぎて、どれを信じればいいのかがわからなくなることが弊害です。

      育犬ノイローゼのようになり眠れない夜もありましたが、それでも朝起きて、海の顔を見ると、素直な表情にホッとします。

      今日も6時間空けて東京から帰ってきたら、「なんで僕を一人だけ置いてっちゃったの???」と甘噛みをしながら責めるような海が、かわいそうでもありかわいかったです。

  2. コナンのタイアップ曲だけでも数曲ありますので、
    ぜひシングルコレクションをKくんと聴いてみてください。
    無駄にベストアルバムが多数でてますので、気をつけて下さい。

    あらためて聴いてみますと
    同性への恋心とも取れる「忘れ咲き」(これもコナン曲)や
    同性パートナーとの生活とも取れる「Last Love Song」とかあったりして、昔は気づかずに聴いていましたが、
    僕の根本のとこにフィットした世界を歌っていたんだなと
    このバンドに惹かれるべくして惹かれていたんだなと
    最近、再評価して聴いています!ぜひ。

    昨日今日は晴天で、熱海の景色も綺麗でしょうね。

    1. 健太さん。

      コメントありがとうございます。
      コナンのタイアップ曲は何曲かあるのを知っていますが、
      シングルコレクションというものがあるのですね?Kと探して聞いてみます。

      もしかしたら同性への恋心にも通じるせつなさがあるのかもしれませんね。

      天気のいいこの頃の熱海は、いたるところに梅や大寒桜が咲き乱れています。
      海は青く、水平線は美しく、遠くの国までつながっているのだと思いを馳せます。

      これから初夏にかけて、一番いい季節ですね!

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