あたみ桜。

熱海では、梅は12月から咲き始めて、1月から桜が咲き始める。1月から咲く桜は、「あたみ桜」と言って、その昔イタリアに行った桜が改良されて戻ってきたらしい。

この時期通常ならば、梅園とあたみ桜を目当ての観光客で賑わうようだけど、今年はコロナの影響で観光客がほとんど町を歩いていない。

あたみ桜は、色もソメイヨシノよりは濃くて、昭和の町「熱海」にはぴったりな感じがする。ソメイヨシノや他の桜のように、一斉に開花して満開を迎えて2週間で散ってしまうような咲き方ではなく、大きくは2段階くらいで咲くようで、咲いていてもかなり蕾が多い状態が続いている。

海を連れて家の近所を散歩していたら、あたみ桜が咲いていた。あたみ桜は、糸川沿いに連なって沢山植わっているのだけど、気をつけて見ていると町の中に所々植わっているようで、思いがけずこの時期に「あ、桜が咲いてる!」と早い春を発見したような気持ちになった。

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