君の心に刻んだ名前

台湾のLGBTQ映画で、台湾史上最高の観客動員数を誇ったという映画「君の心に刻んだ名前」を、ネットフリックスで観た。

せつなく、胸が痛くなるような素晴らしい青春映画だったのでここではストーリーに触れないけれども、多感な高校生が自分の同性愛に気づいてゆく中での葛藤や純粋な恋心を見事に表現した作品だった。

この映画を見て、自分の高校の頃のことを懐かしく思い出した。体操部の先輩が好きだったり、サッカー部の先輩が好きだったりしたけど、決して誰にも言うことはできずに自分を押し殺して生きていた高校時代。

もう一度生まれ変わるとしたら、ゲイとしては生まれて来たくないとずっと思っていたけど、不思議なことに今となっては、もう一度ゲイで生まれて来てもいいかもしれないと思っている。

自分のセクシュアリティのことを、人に言えずに苦しんだ青春時代でさえも、今となってみればそれはそれで人とは違った愉しみもあったように思うのだ。もう一度青春時代をゲイとして生きるのも悪くないと思える。この映画を見てそんなことを考えた。

⭐️君の心に刻んだ名前https://www.netflix.com/jp/title/81287844

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