坂と階段の町。

熱海は、山の斜面に家々が立っていて、平地という部分がとても少なく、海辺の平地部分はほとんどが埋立地だ。

僕の住む山側も同じで、基本的には山の斜面に家を建てて暮らしている。

今日は朝、下のコンビにまで散歩がてら歩いて行って、帰りは急な階段をよっこらしょっと上がってきた。

この階段、一つ上がるのに、だいたい100段近く段数があって、それを2段上がっていく。そして僕の家でさらに55段の階段。

近所に見たことのない不思議な花が咲いていた。

山を降りるまでに階段が全部で250段くらいある。

はじめは、「なんでこんな階段ばかりのところに住んだんだろう?」と、息を切らせながら思っていたのだけど、今はそんな階段の上り下りも日常になり、息は切れるし途中で立ち止まって休息を挟みながらもなんとか登っている。

今日はそのあと、急に東京に行くことになり、慌ててまた山を下り、来宮駅で電車を待っていたところ、急に予定がキャンセルになり町をふらついてまた家に帰ることに。往復2回も山を降りて登ったのは初めてて、登った後に脚がガクガクになってしまった。

山を降りてバスを待つのにも慣れてきた。一つのバスを逃したら、次は30分後だったりするのだけど、それさえもこれがこの町の日常なんだと受け入れることができる。

今まで暮らしていた渋谷区の外苑前近辺の暮らしとは全く違った不便な暮らしに、少しずつ慣れ始めているところ。

“坂と階段の町。” への2件の返信

  1. すてきな環境ですね。いつもブログを拝見すると暖かい気持ちになります。
    背の高い花は皇帝ダリアだと思います。

    1. かつひこさん
      コメントありがとうございます。
      自然に恵まれた豊かな環境です。未だにこんな山の中に自分が住んでいることが信じられないのですが…。
      『皇帝ダリア」なんていう植物があるんですね?知りませんでした。
      確かに皇帝という名前がぴったりくる威厳を放ったような大きな丈のダリアに似た花でした。
      夕暮れに咲く皇帝ダリアは、怪しくも美しく、ちょっと不思議な世界に見えました。

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